先輩社員インタビュー

ファインセラミックス事業部 品質管理FINE CERAMICS QUALITY CONTROL

要素技術の深堀りと品質工学の知見を増やしていき、新しい品質管理の仕組みを作っていきたい

アスザック株式会社
ファインセラミックス事業部 品質管理
2019年入社

入社動機

前職でPVD成膜技術に携わっていましたが、その中でプラズマ雰囲気などの通常の材料では耐えることのできない過酷な環境下でも耐えられるセラミックス材料に興味を持ちました。
そこで、地元の長野県で、特に半導体業界向けのセラミックス製品を手掛けるアスザックに興味を持ち、その中で化学の経験も活かせると感じたため入社を決めました。

現在の仕事内容

量産製品の不良改善です。
化学分析を始めとした材料評価や製造条件のデータ分析を行い不良の現状を把握します。
そしてそれらの結果を踏まえて原因の推測、対策の検討、実験の計画、検証テストという流れで進めていきます。
また装置の状態や製造環境も日々変化していきます。セラミックスはそれらの微妙な変化で品質が大きく変化するため、日頃から直接製造現場にいってそれらの状況を観察し変化を感じるとることも大事な仕事です。

1日のスケジュール

  • 08:00

    08:00朝礼・メールの確認・一日のスケジュール確認
  • 09:00

    08:30発生した不良品の確認
    直近で発生している不良品の確認と聞き取り調査を行います。
  • 10:00

    10:00打ち合わせ資料の作成
    午後の打合せに向けて資料を作成します。
  • 12:00

    12:00昼食
  • 13:00

    13:00打ち合わせ
    最近の不良の発生状況や対策について打合せを行います。
  • 14:00

    14:00実験、化学分析
    現場の技能者と協力して製造装置を使用した試験を実施したり、不良品の詳細観察や分析を行います。
  • 16:00

    16:00現場パトロール
    工場内の確認を行います。
  • 17:00

    17:00データまとめ
    実験や分析結果をまとめます。
  • 18:00

    18:00退社

やりがいを感じる瞬間

セラミックスの製造工程は目では見えない現象が多いため不良の解明も難しいです。
一見影響がないように思う温湿度条件も出来栄えに与える影響は大きく、とても繊細なモノ作りです。
そのような難しい問題に対して小さな変化をとらえて自分なりに推測し、対策を考えることはとても面白いことですが、さらにそれが解決につながり不良率などの数値に表れてくるととてもやりがいを感じます。

長野県の北信は自然豊かな地域で、家の近くにも山や河、大きな公園などもたくさんあります。
休みの日は子どもとそういった場所に出かけてスポーツをしたりアウトドアをしてリフレッシュしています。

これからの目標

不良にかかわるデータを積み重ねていき将来的には製造条件から品質の変化を予測して不良を未然に防げるような新しい品質管理の仕組みを作っていきたいと考えています。
そしてお客様から求められたものを常に同じ品質で確実に安定供給できて社内外から信頼されるような工場を目指していきたいです。
そのためにはまだまだ要素技術の深堀りが必要ですし品質工学的な知見も増やしていきたいです。